はじめてのKotlin入門
第9回 文字列を入れた変数のつかいかた

+(プラス)演算子で、文字列を足すことができるよ

みなさん、こんにちは!

ふらりと通販サイトを見てみたらセールがやっていたので、 3~4年ぶりに新しい洋服を1着購入したあらたまです。

これで僕もおしゃれメンズの仲間入りだ!

さて今日は「はじめてのKotlin入門」の第9回目です。

おさらい

前回 では変数に数値を入れてそれを表示したり、計算したりしましたね。

今回は変数に文字列を入れて使ってみたいと思います。

Kotlin Playground」を開いて準備してくださいね。

変数に値を入れる

ではさっそく文字列型の変数を使ってみましょう!

下のようなプログラムを書いて実行してみてください。

/**
 * You can edit, run, and share this code. 
 * play.kotlinlang.org 
 */

fun main() {
    var hensu = "文字列だよ"
    println(hensu)
}

「文字列だよ」と表示されましたね。

整数型の変数のときとほぼ同じですね。 「=」を使うことで変数に値を入れることができます。

ただ整数型のときと少し違うところがあります、 それは変数に値を入れるときに「"」ではさまれているところです。

ダブルクォーテーション

この「"」、呼び名はダブルクォーテーションといいます。

ではダブルクォーテーション、いったい何者なのでしょう?

実はこれ、英語において日本語でのカギカッコに近い役割を持つものです。下の英語の例文を見てみてください。

"What's yours is mine and what's mine is own." he said.

(日本語訳)「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの。」と彼は言った。

彼が言ったセリフがが「"」で囲まれていますね。 日本語訳と見比べてみると、カギかっこと同じような役割をしていることがわかると思います。

ですので、プログラム中で

"文字列だよ"

と書かれているのは英語を使う人にとって、感覚的には

「文字列だよ」

と書かれている感覚に近い、ということですね。

なぜ文字列は囲む必要があるの?

ではなぜそのように「"」で囲んで書かなければいけないのでしょう。

理由はとても簡単です。もしも「"」使わない

hensu = 文字列だよ;

というように書きかたを許したとしたら、「文字列だよ」が変数名なのか、それとも文字列値なのかが コンピューターにとっては区別がつかなくなってしまうからです。

なので「"」で囲まれていた場合はそれを文字列値とする、 というルールにすることによって、変数名と文字列値を区別するようになっているわけですね。

hensu = "文字列だよ";

文字列を足してみる

それでは最後に数値のときにやってみたように、 文字列に「+」演算子を使った場合にどうなるか見てみましょう。

下のようなプログラムを書いて実行してみてください。

/**
 * You can edit, run, and share this code. 
 * play.kotlinlang.org 
 */

fun main() {
    var hensu1 = "文字列だよ"
    var hensu2 = hensu1 + "追加するよ"
    println(hensu2)
}

下のように表示されましたね!

文字列に「+」演算子を使うと、文字列がくっつけられるのですね。

もちろん数値型の変数のときと同じように

/**
 * You can edit, run, and share this code. 
 * play.kotlinlang.org 
 */

fun main() {
    var hensu = "文字列だよ"
    hensu = hensu + "追加するよ"
    println(hensu)
}

という風に、「=」の右側に自分自身をつかって文字列をつなげていくこともできますよ。

今回はここまでです!

次回は「関数」を自分で作る、そんなお話をしたいと思います。

次回へ続く

>> 続きの記事
【はじめてのKotlin入門】第10回 関数をつくろう