はじめてのプログラミング入門
第8回 Scratchで「分岐」を試してみる(後編)

はじめてのプログラミング入門、第8回目!

今回も引き続き、スクラッチで「分岐」を体験していきたいと思います!

前回の確認

前回は下のようなプログラムを作りましたね。

これは、「スクラッチキャットにマウスカーソルが触れたとき、"つかまった!"と表示する」 というものでした。

それでは、 「スクラッチキャットにマウスカーソルが触れたときは"つかまった!"と表示し、 触れていないときは"こっちだよー"と表示する」 というふうにしたい場合、どのようにすれば良いでしょうか。

言い換えると。。

言い換えると、前回やったのは「条件に合う場合は○○をする、合わない場合は何もしない」という分岐でした。

今回やりたいのは「条件に合う場合は○○をする、合わない場合は□□をする」というものですね。

…でなければ…を使う

こんなときは、「もし< >なら…でなければ…」ブロックを使いましょう!

まず最初に、いまの「もし< >なら」ブロックを「ずっと」ブロックからはずしておきます。

そして「制御」をクリックし、「もしも< >なら…でなければ…」のブロックを、「ずっと」ブロックの一番下に置きます。

続いて、さきほどよけておいた「もしも< >なら」ブロックから、「マウスのポインターに触れた」を持ってきます。

同じく、「つかまった!と2秒言う」も持ってきましょう。

そして、「見た目」をクリックして、「Hello!と言う」を「でなければ」の下に置きます。

「Hello!」を「こっちだよー」に変えておきましょう。 これでプログラムが出来ました!

動かしてみる

それでは動かしてみましょう! 旗をクリックします。

スクラッチキャットが「こっちだよー」と言いながら走り回ります。

マウスカーソルをスクラッチキャットに合わせると。。

「つかまった!」と言います。

動きを確認したら、赤い●をクリックして実行を止めましょう。

動きを矢印で表してみると

今回作ったプログラムの動きを矢印で表すと下のようになります。

「ずっと」ブロックの中身を上から下へ、それをぐるぐると何回も何回も繰り返します。

そして繰り返している中で、マウスカーソルとスクラッチキャットが触れたとき、 [つかまった!と2秒言う]が実行されます。

マウスカーソルとスクラッチキャットが触れていないとき、 [こっちだよー!と言う]が実行されます。

今回はここまでです!

プログラミングの3つのパーツ「順次、分岐、反復」を体験してきましたが、いかがでしたか?

ひとつひとつのパーツは思ったよりシンプルだったのではないでしょうか。

『プログラミング』は様々な複雑な目的を、このシンプルな3つのパーツの組み合わせで作り上げていくパズルのようなものです。

次回は、これもプログラミングをする上で避けては通れない、「変数」というものをご説明したいと思います!

次回へ続く

>> 続きの記事
【はじめてのプログラミング入門】第9回 変数ってなんだろう?