IT技術書、読んでみました
1冊目 たった1日で基本が身に付く!C# - 著者:西村誠

はじめてプログラミングを学ぶ人向けのC#入門書だよ

こんにちは!

ばんぱくばんざい、ばんぱくばんざい。じんるいのしんぽとちょうわ。
そうだよ、ぼくだよ。ぼくが“あらたま”だよ。

大阪万博決定おめでとうございます。

補足しておきますと「20世紀少年」という漫画のネタです。
引きこもりをこじらせて変になったわけではありませんので、安心してください。

さて、「IT技術書、読んでみました」!
この記事シリーズでは、僕が読んだIT関連技術書の感想と、購入を考えている人へ参考になりそうな情報を書いていこうと思います。

今回はC#の入門書のご紹介です。

書籍情報

3文レビュー

1日で身に!、、、は付かない。 最重要な部分にのみ絞ってC#の文法を解説しており、入門には適している。
後半の実践部分はおまけ。

書籍の目次

  • CHAPTER 01 プログラミングの準備をしよう
  • CHAPTER 02 プログラミングの基本をマスターしよう
  • CHAPTER 03 C#で簡単な計算をしよう
  • CHAPTER 04 クラスを理解しよう
  • CHAPTER 05 条件分岐と繰り返しを覚えよう
  • CHAPTER 06 時計アプリケーションを作ろう
  • CHAPTER 07 じゃんけんアプリケーションを作ろう
  • CHAPTER 08 画像ビューワーアプリケーションを作ろう
  • CHAPTER 09 次のステップを知ろう

レビュー

プログラミングスクールの講師として、中学生の生徒さんにC#を教えるときにこの書籍を使いました。

1日で身に、、、は付かない。

IT技術書あるあるですが、1日では身に付きません。。
こういう売り文句ってIT業界の悪習ですよね。

書籍の構成

全体の構成としては、
CHAPTER1~2:Visual Studio のインストールと使いかた
CHAPTER3~5:C#の文法の説明
CHAPTER6~8:Windowフォームを使っての開発
となっています。

はじめてのプログラミング入門者にやさしい範囲

入門書にありがちな、右も左もわからぬままアプリを作り出すようなHowto本ではなく、 ちゃんとC#の文法を解説から入っているところが良いです。 そういう意味で良い入門書の部類に入ると思います。

また文法の説明も最重要な個所にのみ絞って掲載してあって、 本格的な技術書よりも入門者にやさしい設計になっています。

説明があっさりしている

一方で、ひとつひとつの説明がわりとあっさりしています。

せっかく範囲を絞って分量を減らしたのだから、もっと丁寧に説明してくれればいいのに。。

あっさりしすぎていて入門者のかたは一度読んだだけでは 「なんとなくわかるような、、でもよくわからん」ぐらいの状態に落ち着くと思います。

ですのでCHAPTER5まで終わったら、もう一度最初から読み直してみて さらによく理解を深めるのも良いかもしれませんね。

CHAPTER6以降はおまけ

CHAPTER6~8は「Windowsフォーム」という技術を使って実際にアプリケーションを開発するパートになっています。

しかしこの「Windowsフォーム」、すでに古い技術でいまから学ぶ利点があまりありません。

ひと苦労してを覚えても遠回りをするはめになるので、CHAPTER1~5のみを使用しCHAPTER6以降はおまけ、 というかむしろ無いものとして読まずに次に行くといったスタンスをお勧めします。

あらたまの総評

4.0点(5点満点中)

  • ちゃんと文法を説明している
  • 範囲を絞って入門のハードルを下げられている
  • 説明のあっさりさをカバーする工夫が必要