はじめてのC#入門
第6回 画面に文字を表示してみよう!~引数

「ヒキスウ」って変な名前だよね。

こんにちは!

最近「Oculus GO(VRゴーグルです)」を注文して、到着を待ちわびているあらたまです!

もうね、大迫力で映画が見れるなら視力の低下とかどうでもいい。

さて、今回は文字の画面表示から、引数というものについてご説明したいと思います。

前回のおさらい

前回では ユーザーがエンターキーを入力するまで待機をするようにプログラミングしましたね。

しかしこれだけではユーザーにとってはとてもわかりにくいので、 「終了するにはエンターキーを押してください」と画面に表示してあげるようにしてみましょう。

画面に文字を表示する

文字の表示には
Console.Writeline();
という命令を使います。

この命令は、「渡された文字列を画面に表示する」 という役割を持っています。

以下のように網掛けの部分を追加してください。


using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;

namespace _1stConsoleApp
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
Console.WriteLine("終了するにはエンターキーを押してください");
Console.ReadLine(); } } }

動作を確認してみよう!

それではプログラムを実行してみましょう!「▶開始」をクリックします。

文字が表示されました!これならユーザーにもわかりやすいですね。

エンターキーを押すと、これまでどおり画面が消えてアプリケーションが終了します。

ふたつの命令の違い

さて、前回やったReadLineと今回やったWriteLine、見比べると明らかな違いがひとつありますね。


Console.WriteLine("終了するにはエンターキーを押してください");
Console.ReadLine();

それは()の中に何かが書いてあるかないかです。

このカッコの中に書かれているもの、これを「引数(ひきすう)」って呼びます。

引数ってなんだろう?

引数(ひきすう)、聞きなれない変な言葉ですよね。

引数は「引く数」ではありません、「引き渡す数」です。

「数」とはなっていますが、これは数値ぐらいしかあつかえなかった昔のコンピューターのなごりではないかな、と思います。 現在では引数には数値だけでなく、さまざまな値が渡せます。

命令に引き渡す値

まとめると、命令の後ろの()の中には命令に引き渡したい値を書く。 それを専門用語では引数と呼ばれている、ということですね。

ここでもう一度、ふたつの命令を見比べてみましょう。


Console.WriteLine("終了するにはエンターキーを押してください");
Console.ReadLine();

WriteLine命令には画面に表示したい内容を渡してあげる必要がありますよね。 そのため、引数として表示したい内容を渡しています。

ひょっとすると表示したい内容が"(ダブルクォーテーション)で囲まれているのが気になるかもしれませんね。 これはまた後日にあらためてご説明しますね。

いっぽうのReadLine命令の場合は、とくにこちらから渡してあげなきゃいけない内容がありませんよね。 なので()の中が空なのです。

今回はここまでです!

プログラムを見ても、まだ色々「?」と思うところが多いかもしれません。

少しずつご説明していきますので、今回のところは

  • Console.WriteLine();を使えば文字を画面に表示できる
  • 命令の後ろの()の中には、命令に引き渡したい値(引数)を書く

この2つだけ、覚えてくださいね!

次回は、「変数」についてご説明したいと思います。

次回へ続く。

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