はじめてのDjango入門
第2回 第2回 DjangoでWebアプリ開発を始める準備

まずは開発環境の準備をしよう。

こんにちは、あらたまです。

さて今日は「はじめてのDjango入門」の第2回目です。

おさらい

前回の「第1回 Djangoってなんだろう」では

Djangoを使えばPythonというプログラミング言語でWebサービスを作ることができる。

というお話をしました。

今日はDjangoを使うために必要な、最初の準備をして行きましょう!

今日の手順

DjangoでWebアプリを開発するためには、 次の3つの手順で準備を行います。

  • Pythonをインストールする
  • 仮想環境を作成する
  • Djangoをインストールする

それでは、ひとつずつやっていきましょう。

Pythonのインストール

最初にプログラミング言語『Python』を開発できる環境を整えます。
パソコンは「Windows 10」です。

パソコンの顔面の左下、「ここに入力して検索」をクリックします。 ここを入力して検索

「mi」と入力し、上に表示された「Microsoft Store」をクリックします。

「Microsoft Store」が表示されたら、右上の「検索」をクリックします。

「Python」と入力して、表示された「Python 3.8」をクリックします。

「入手」をクリックします。

インストールが完了するまで、しばらく待ちましょう。

「この製品はインストール済みです」と表示されたら、Pythonのインストールは完了です!

仮想環境を作成する

続いては、Pythonの『仮想環境』を作成していきます。

仮想環境とは?

Pythonで何かのプログラムを開発しようとするとき、 そのプログラム『専用の環境』を作成することができます。

作成した『専用の環境』は、簡単に切り替えて使用することができます。

この専用の環境のことを「仮想環境」と呼びます。

仮想環境はなんの訳に立つの?

例えば、あなたが持っているパソコンが1台だけだとします。

そのパソコンで

  • ブラウザでアクセスする予約システム
  • 画像を解析する人口知能

という2種類のアプリを開発をしたいとき、 2つのアプリですべきPythonの設定がまったく異なります。

今日はどちらのアプリの作業をするのか、 それによってたびたびPythonの設定をやりなおすのは大変ですよね。

そこでそれぞれに専用の環境を作って、 切り替えながら開発をしていくわけです。

仮想環境を作ろう

それでは、今回 Djangoを勉強するための「仮想環境」を用意しましょう。

「ここに入力して検索」に「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」をクリックします。

仮想環境を新しく追加するコマンドは
python3 -m venv 仮想環境の名前
です。

今回は「pikopiko_django」という名前の仮想環境を作りたいと思います。

コマンドプロンプトに python3 -m venv pikopiko_django と入力してエンターキーを押します。

しばらく待って、再びコマンド入力状態になったら、仮想環境の追加が完了です。

仮想環境を切り替える

作成した仮想環境へ切り替えるコマンドは
仮想環境の名前/Scripts/activate

です。

コマンドプロンプトに pikopiko_django/Scripts/activate と入力してエンターキーを押します。

左側に仮想環境名が表示されたら、切り替え完了です!

Djangoのインストール

それでは仮想環境にDjangoをインストールしていきます。

Djangoのインストールにはpipコマンドを使います。

pipとは?

Pythonでは、様々な追加機能を取り込むんで、 効率よく開発をすることができます。

この追加機能のことを「パッケージ」と呼びます。

Djangoもこの数ある「パッケージ」のひとつです。

そして、Pipはパッケージの追加・管理を サポートしてくれる便利ツールです。

Pipを使うことで、簡単にパッケージを追加できたり、 削除したりすることができるわけです。

PipでDjangoインストールする

それでは実際にDjangoというパッケージをPythonに追加してみましょう。

Djangoをインストールするコマンドは
pip install django
です。

コマンドを入力してエンターキーを押します。

Djangoのインストールが始まりますので、しばらく待ちます。

「Successfully installed」と表示されたらDjangoのインストール完了です!

これで、DjangoでWebアプリを開発する準備ができました!

今回はここまでです!

次回はプログラミングするときにとっても便利なツール 「Visual Studio Code」についてお話をしたいと思います。

次回へ続く

>> 続きの記事
【はじめてのDjango入門】第3回 プロジェクトとアプリケーションの作成