わかる!はじめてのExcelマクロ超入門
第4回 マクロの正体はただのテキスト!

マクロの中身を覗いてみよう

こんにちは。

さて今日は「わかる!はじめてのExcelマクロ超入門」の第4回目です。

おさらい

前回の「第3回 マクロ開発の準備をしよう」では マクロの開発を始める前の準備として、エクセルに「開発」タブを表示しましたね。 開発タブが表示されている画像

今回はマクロの正体について、見ていきたいと思います。

僕らがこれから開発して「マクロ」とは、いったいその実体はどのようなものなのでしょうか。

マクロを記録してみる

その正体を知るために、まずは簡単なエクセルの操作を記録してみましょう。

「開発」タブの「マクロの記録」をクリックします。 マクロの記録をクリックしている画面

ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。 OKをクリックしている画面

B2のセルに「10」と入力します。 B2セルに値を入力している画面

次にC2のセルに「20」と入力します。 C2セルに値を入力している画面

「開発」タブの「記録終了」をクリックします。 記録終了をクリックしている画面

これで、セルB2に「10」を、セルC2に「20」を入力するという 操作を記録することができました!

Visual Basic Editorを起動する

それでは、いま記録したマクロの正体を見ていきましょう。

「開発」タブの「Visual Basic」をクリックします。 「Visual Basic」をクリックしている画面

このような画面が表示されましたね。 「Visual Basic Editor」が起動した画面

この画面のことを、「Visual Basic Editor」(ビジュアル・ベーシック・エディター)と呼びます。

ビジュアル・ベーシック・エディターはエクセルのマクロを管理したり、編集したりできる画面です。

ちょっと名前が長いので、これから本講座では「VBエディター」という略称で呼ぶことにしますね。

記録したマクロを確認する

画面の左側で「標準モジュール」の横の「+」をクリックします。 「+」をクリックしている画面

「Module1」をダブルクリックします。 Module1をクリックしている画面

人によっては、「Module1」だけでなく複数の「Module(モジュール)」が表示されるかもしれません。 「+」をクリックしている画面

その場合は一番下の(一番数が大きい)ものをダブルクリックします。

ダブルクリックすると、画面の右側になにやら英語のようなものが表示されました! 右側に何かが表示された画面

マクロの記録の正体はただのテキスト

この右側に表示された、10行前後のテキスト。

実は、これがさきほど記録したマクロの正体なのです。 マクロの正体を表示した画面

いまは書かれている内容を理解する必要はありませんが(まだ説明もしていませんしね)、 ただぼんやりと眺めてみると

Range("B2").Select
など、なんとなくB2セルを操作した内容が記録されているっぽいことを、 感じてもらえるのではないでしょうか。

マクロとはどんな複雑なものだろうと思いましたが、 実はこのようにただのテキストなのですね。

このテキストは、エクセルで行う操作内容を時系列で順番に書いているものです。

エクセルはこれを読んで、書かれているとおりに実行するわけです。

そしてこのテキストは、VBAを使って(VBAの文法に従って)書かれている、ということなのですね。

VBエディターとエクセルの行き来のしかた

VBエディターからエクセルに戻りたいときは、画面下側の「タスクバー」という場所を使います。 タスクバーを表した画像

タスクバーのエクセルのアイコンをクリックして、 タスクバーのアイコンをクリックしている画面

エクセルの画面が縮小された場所をクリックすると、 エクセルの縮小画面をクリックしている画面

エクセルが表示されます。 エクセルが表示された画面

同じようにエクセルのアイコンをクリックして、 タスクバーのアイコンをクリックしている画面

VBエディターの画面をクリックすると、 VBエディターの縮小画面をクリックしている画面

VBエディターが表示されますよっ。 VBエディターが表示された画面

今回はここまでです!

次回は「マクロの保存のしかた」についてお話をしたいと思います。

次回へ続く

>> 続きの記事
【わかる!はじめてのExcelマクロ超入門】第5回 作ったマクロが消えてしまう