はじめてのKotlin入門
第4回 画面に文字を表示する~引数

「ヒキスウ」って変な名前だよね。

こんにちは!

いよいよ年の瀬が近づいてきましたね。みなさんはもう年賀状は出されましたか?

最近は年賀状どころか、年賀LINEすら送るのが面倒になってきて、 タイムラインに「あけおめ」と書いてそれで良しとしているあらたまです。

さて、今日は「はじめてのKotlin入門」の第4回です。

前回のおさらい

前回では 「関数」とは呼び出すと何かしらの結果を返すもの、ということ。

「fun main」というのは「メイン関数」という意味であること、をお話しましたね。

    /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */

    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
    }

メイン関数の中身「println」について見ていきたいと思います!

あれも関数、これも関数

さて私たちはいま、プログラムを起動したときにコンピューターから呼ばれる メイン関数をプログラミングしているわけですが、

その中で呼び出している「println」、これも「関数」のひとつです。

    /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */

    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
    }

関数の中で、別の関数を呼び出しているわけですね。

println関数は呼び出されると、渡された文字列を画面に表示する という結果(現象)を返す関数です。

動作を確認してみよう

それではここで一度、あらためてプログラムの動作をみておきましょう。

ブラウザで「Kotlin Playground」を開きます。

「▶」をクリックします。

画面の下側にプログラムの実行結果が表示されました!
「Hello, World!!!」と表示されていますね。

println関数が、渡された文字列を表示する関数であることがわかります。

カッコの中に書くもの

さて、もう一度プログラムの方に目を向けてみましょう。

println関数の後ろのカッコの中に、表示させる文字列を書いているのがわかりますね。

    /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */

    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
    }

カッコの中に書かれているもの、これを「引数(ひきすう)」って呼びます。

引数ってなんだろう?

引数(ひきすう)、聞きなれない変な言葉ですよね。

引数は「引く数」ではありません、「引き渡す数」です。関数に引き渡す数。

引き渡す「数」とはなっていますが、これは数値ぐらいしかあつかえなかった昔のコンピューターのなごりではないかな、と思います。

現在では引数には数値だけでなく、文字列などさまざまな値が渡せます。

()の中には関数に引き渡したい値を書く。 それを専門用語では引数と呼ぶ、ということですね。

「"」について

ひょっとすると文字列が"(ダブルクォーテーション)で囲まれているのが気になるかもしれません。

この意味、必要性について知るには、「変数」というものを先に理解する必要がありますので、 後日あらためてご説明したいと思います。

いまは「引数に文字列を渡すときは"で囲まなきゃいけないルールがある」ぐらいに捉えておいてください。

引数を渡す側と受け取る側

さてこの()、もう一か所にありますよね。

そう、前回ご説明を保留したmainの後ろの()です。

    /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */

    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
    }

「fun main」は、コンピューターから「呼び出される側」ですよね。

呼び出される側の()では、受け取る引数の「種類」や「個数」をここに書くことになります。

いまは()の中に何も書かれていませんよね。

これは、このmain関数は「何も引数を受け取らない関数である」という意味になります。

今回はここまでです!

次回も引き続きサンプルプログラムを見ながら、「コメント」というものについてご説明したいと思います。

次回へ続く。

>> 続きの記事
【はじめてのKotlin入門】第5回 プログラムに注釈を入れる