はじめてのKotlin入門
第6回 Kotlinの行を知ろう

「行」と合わせて「ブロック」の役割も再確認しよう

みなさん、こんにちは!

町で知り合いとすれ違ってもほぼほぼ相手には気づかれず、ただ微笑んで見送るだけのあらたまです。

さて今日は「はじめてのKotlin入門」の第6回目です。

おさらい

前回の「第5回 プログラムに注釈を入れる」では プログラムの解説や注釈を書く「コメント」のお話をしましたね。

    /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */
    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
    }

今回はKotlinの「行(ぎょう)」についてお話したいと思います。

Kotlin Playground」を開いて準備してください。

画面に複数の文字を表示してみる

これまでは画面に「Hello world!!」と表示してきましたね。

ここにさらに追加で2行目、3行目と文字を表示したいときはどうすれば良いでしょうか?

答えは下のようになります。

   /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */

    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
        println("Kotlinをマスターして")
        println("スマホアプリ開発!")
    }

実行結果 プログラムの実行結果画面

1行につき1つずつ、println関数が書かれていますね。 Kotlinでは行を改行することで命令の区切りを表します。

改行によって1つ1つの命令の区切りを表しますので、 このように改行せずに横に並べて書くとエラーになります。 命令を横に並べて書いた例の画面

ブロックとは行をまとめたもの

さて、ここで「第2回 Kotlinのブロックを知ろう」で 学習した「ブロック」というものを思い出してみましょう。

「{」から「}」でくくった範囲のことを「ブロック」と呼ぶのでしたね。

では、いまmain関数のブロックの範囲は、どこからどこまでになるでしょうか?

正解はこの黄色の部分です。

   /**
    * You can edit, run, and share this code. 
    * play.kotlinlang.org 
    */
    fun main() {
        println("Hello, world!!!")
        println("Kotlinをマスターして")
        println("スマホアプリ開発!")
    }

ブロックの中には3つの行が入っているわけですね。

そしてそれらの行は上から順にひとつずつ順番に実行されます。 順番に実行されるのを表した図

つまり、複数の行を束にしてまとめるのが「ブロック」ということですね。

今回はここまでです!

Kotlinの「行」と「ブロック」の関係、いかがでしたか?

次回は変わる数、「変数」というものについてご説明したいと思います。

次回へ続く。

>> 続きの記事
【はじめてのKotlin入門】第7回 変数を作る