はじめてのオブジェクト指向入門
第2回 オブジェクト指向は現実世界に近い

最近の良い電子レンジは皿が回らないらしいぞ、
マジかよ。。

こんにちは!

近頃は夜な夜なシークワーサーソーダハイボールを飲みながら、 YouTubeでホラーゲーム実況を見ることにハマっているあらたまです!

だって、自分でプレイするのは怖いからね。。

さて、今回は「はじめてのオブジェクト指向入門」の第2回目。

おさらい

前回で 「オブジェクト指向」とは、 それまでのプログラミングが「動き」に注目して行われていたのに対し、 「物」に注目してプログラミングしましょうと提案したものである、とお話しましたね。

そして、「ホームルームで転校生が自己紹介をする」というシーンを例に、 それぞれの見かたを比較してその違いをご説明しました。

今回もさらに例を見てもらいながら、 オブジェクト指向の考え方に、もう少し慣れていっていただこうと思います!

手続き型

ちなみに「物」に注目することを「オブジェクト指向」と呼ぶのに対し、 「動き」に注目して設計したり、プログラミングする「それまでのプログラミングの方法」のことを 専門用語で「手続き型」と呼びます。

当記事でも、ここから先は「動きに注目する方法」のことを「手続き型」と 呼びますので、ぜひ覚えてくださいね。

お弁当をあたためる

今日は「お弁当を電子レンジであたためる」というシーン例に、 それぞれの捉え方の違いを比較してみてみたいと思います。

手続き型(動きに注目)

電子レンジにお弁当を入れて、あたたまって、お弁当を取りだすまで、 一連の動きが、時系列に書かれています。わかりやすいですね。

それでは、これを「物」を中心に考えた場合どうなるのでしょう。

オブジェクト指向(物に注目)

最初に「あなた」と「電子レンジ」という2つの「物(オブジェクト)」が存在してしますね。

「あなた」はお弁当を入れて、スタートボタンを押して、お弁当を取り出す、という役割を果たしています。

一方の「電子レンジ」はスタートボタンが押されたら、お弁当をあたためるための一連の役割を果たし、最後に音を鳴らしています。

あれ?

「手続き型」のときより、さらにわかりやすくなっていませんか?

オブジェクト指向は現実世界に近い

なぜ、わかりやすくなっているのでしょう?

それは「オブジェクト指向」が「手続き型」に比べて現実世界に近いからです。

今回は登場するのが「あなた」と「電子レンジ」だけでしたね。

もしもここにお茶を沸かす「ティーポット」とか、あるいはお弁当を食べながら見る「テレビ」とか、 登場する「物」がさらに増えていったらどうなるでしょう。

きっと「手続き型」より「オブジェクト指向」の方がもっともっとわかりやすくなってくるでしょう。

今回はここまでです!

次回はオブジェクトが持つ「属性」についてのお話をしたいと思います。

次回へ続く。

>> 続きの記事
【はじめてのオブジェクト指向入門】第3回 オブジェクトは「属性」を持てる