はじめてのプログラミング入門
第16回 プログラミング言語の選びかた

行きたい場所を決めよう!
あなたはどこに行きたい?

こんにちは!

むかしから下手の横好きなのですが、わりと語学には興味があったりします。

ずっとちょこちょこ英語を勉強していたり、いまは韓国語を勉強していたりするのですが、 一度も海外に行ったことないどころか、ちかごろは近所のコンビニにすら行きません、あらたまです。

さて、今日は「はじめてのプログラミング入門」の最終回です、フィナーレ!

おさらい

前回は プログラミング言語は「機械と人間のあいだに入る」ことばであること、 そしてそれは種類がたくさんあること、をお話しましたね。

今日はこれからプログラミングの勉強をはじめようとしているあなたが、 どのプログラミング言語を選べばよいのか、というお話をしたいと思います!

たくさん種類がある理由

そもそもなんでたくさんの種類のプログラミング言語があるのでしょうか。 ひとつだけにしといてくれたら、それいっこだけ勉強したらすむのに。。

ここでは「プログラミング言語」を「移動手段」に例えてお話したいと思います。

みなさんはいまどこにお住まいですかね。 そこから「福岡県」へ行きたい、と思ったと想像してください。 そう、あなたは福岡県に来てあらたまにお寿司を奢るのです。

最初は徒歩で福岡に向かっていました。 すると「馬に乗った方が早くね?」と思った人が馬具をつくりました。 そのうち「いや、車輪付けた乗り物が楽じゃね?」と思った人が自転車を作りました。 「おぉ、燃焼機関付けたらめっちゃ速いじゃん」と自動車や、 「タイヤ一個の方がなんか素敵やん」と一輪車もできたりしました。

いつの間にやら福岡県に行くための移動手段がたくさんできてしまいましたね。

プログラミング言語も同じです。このように「こっちの方が楽じゃね」「こっちの方が速いじゃん」と、 たくさんの「手段」がどんどん出来てきたのです。

プログラミング言語の選びかた

さて、こうやって色々できてきたプログラミング言語から どうやって勉強する言語を選べば良いのでしょう。

これも「移動手段」と同じように考えることができます。

大事なのは「目的地」です。

例えばあなたが海外旅行に行きたいなら、ベストな移動手段は「飛行機」です。 近所のコンビニに行きたいなら「徒歩」か「自転車」でしょう。 電化製品を買い物にいくなら「車」が物も運べて便利かもしれません。

プログラミング言語も「移動手段」と同じように、それぞれに得意分野、苦手分野があったりします。 ゲームを作るのが得意な言語、スマホアプリを作るのが得意な言語、クラウドシステムを作るのが得意な言語、などなど。

つまりどの言語を学ぶかは、あなたの目的地、「何をつくりたいか」から 考える必要がある、ということですね。

「何をつくりたいか」から選ぶもうひとつの理由

先に目的地を決めるというのは、その方が遠回りしなくてすむからというのがありますが、 他にももうひとつ理由があります。

それは、「その方が楽しいから」です。

勉強としてやるととてもつまらなく、趣味としてやるととてつもなく面白いのがプログラミングです。

例えばゲームを作りたい人が、それと関係なく 「Rubyという言語が覚えやすくて、就職にも有利らしい」 という理由でRubyを選んだら、途中で挫折する可能性が高いです。

だって、やりたいことじゃないんだもん。

みなさんはパソコンソフト、インターネットサービス、 スマホゲーム、パソコンゲーム、スマホアプリ、などなど 何を作ってみたいと思いますか?

なにを作ったらあなたはワクワクしそうですか?

作りたいもの別、おすすめプログラミング言語

なにを作りたいか決まったら、おのずと選択肢が絞られてきます。

作りたいもの別で、お勧めのプログラミング言語を以下のとおりです。

  • Windowsパソコン用 ソフトウェア
    C#
  • Macパソコン用 ソフトウェア
    Swift
  • インターネットサービス
    Ruby、Java、PHP
  • iPhone スマホゲーム
    Swift
  • Android スマホゲーム
    Java
  • パソコンゲーム
    C#
  • Android スマホアプリ
    Java
  • iPhone スマホアプリ
    Swift

プログラミング言語はみんな親戚!?

さて、もしもあなたがiPhoneスマホアプリを作りたくてSwiftを勉強したとします。

そして数か月後、「インターネットサービスも作ってみたいな」と思ったとしたら。

そのときはまたRubyやJavaを勉強を完全に0から始めなければならないのでしょうか? 答えはノーです。

各プログラミング言語はそれぞれ得意、不得意などの個性があります。 しかし元を辿れば、多くのプログラミング言語は親戚どうしだったりします。

どういう事かというとそれぞれ個性があるものの、共通している部分も多い、ということですね。 例えるならC#とJavaの違いは「英語と日本語」みたいにものすごく違いがあるわけではありません。 せいぜい「茨城弁と博多弁」くらいの違いです。

そのため、最初にどれかひとつプログラミング言語を習得してしまえば、 2つめのプログラミング言語は短時間で習得できます。

ですので、心配せず「何を作りたいか」「何を作れば楽しいか」を基準に選んでしまって大丈夫なのです。

就職を考えている場合は?

とくにいま作りたいものがあるわけではなくて、プログラミング言語を勉強して就職に役立てたいと思っているんだけど、、 というかたもいるかもしれませんね。

その場合はこのように考えてください。あなたが「何を作っている会社」に入りたいか。

調べ方は簡単、入りたいなと思っている会社の求人情報を何社かを見て周れば どのような言語を習得した技術者を必要としているかがわかるでしょう。

この場合は前述した「楽しい」というところからは少し離れてしまうかもしれませんが、 「その会社に入りたい!」という気持ちがあなたのモチベーションになってくれるかもしれません。

最後に

それでもどうしてもプログラミング言語を決められない、という方は 「C#」をお勧めしたいと思います。

なぜなら当サイトに「はじめてのC#入門」という記事があるから(笑

もし今日興味がわいたら是非、そちらもの記事も読んでいただけたらうれしいです。

13回に渡ってお送りしてきた、「はじめてのプログラミング入門」シリーズはこれで終了です!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ここから先はいよいよ「プログラミング言語」を使っての実践です。

是非、プログラミングの世界を楽しんでくださいねっ