はじめてのPython入門
第6回 ヘンスウってなんだ?

変な数?
いいえ、変わる数です。

こんにちは!

白いポロシャツさえ準備しておけば、夏は仕事もプライベートもそれ1枚でまかなえることに気が付いてしまったあらたまです。

さて今日は「はじめてのPython入門」の第6回目です。

おさらい

前回の「第5回 プログラムにコメントを入れよう」では プログラム中に書ける注釈、「コメント」についてのお話をしましたね。

# 画面に文字を表示します
print("Hello World")

今回はあらゆるプログラミングを語るうえで必須の、「変数」というものについて見ていきたいと思います。

「IDLE」を起動して準備してくださいね。 IDLEを起動している画面

変数ってなんだろう?

変数」は「へんすう」って読みます。あまり聞きなれない言葉ですよね。

変数は「変わる数」という意味です。

そう聞くと少し聞き覚えがありませんか?そう「引数(ひきすう)」です。 「第4回 命令への値の渡しかた」で学習しましたね。 「引数」は「引き渡す数」なのでした。

それに対して、今回は変数。変わる数です。

変数の中には色んなものが入る

引数は色々なものを命令に引き渡すことができましたが、 変数は色々なものを中に入れて持っておくことができるものです。

例えるならラベルが貼ってある買い物かごのようなものです。

自由に好きな名前をラベルに書いてかごに貼り付けておいて、そしてかごの中にはなんでも1個だけ好きな物を入れることができます。

【はじめてのプログラミング入門】第9回 変数ってなんだろう?
という記事に変数の考え方をもっと詳しく説明していますので、時間があるかたは是非そちらも読んでみてくださいね。

変数の用意のしかた

色々なものを入れられる便利な「変数」。 これを使うためには、使う前に用意をしてあげる必要があります。

Pythonの場合、変数の用意は


変数の名前 = 変数に入れる値

というかたちで書きます。

「変数の名前」は買い物かごの例で言うと、ラベルに書いてある文字のことですね。 これは何か決まった名前があるわけではなく、あなたがわかりやすい名前を考えて付けることができます。

「変数に入れる値」用意した変数に最初に入れておきたい値を書きます。

例1

では、具体的な例を見てみましょう。

例えば「hensu」という名前の変数に、「しょきち」という値を入れたいなら

hensu = "しょきち"

です。

例2

例えば「puttinparty」という名前の変数に、「0」という数値を入れたいなら

puttinparty = 0

です。

あえてputtinpartyっていう変な名前にしましたが、 つまりは変数の名前には好きなものを付けられるのですよってことなのですね。

ただし重要なのは、何が入っている変数かわかりやすい名前を付けること。

なので「puttinparty」とか変な名前を付けた僕は今日でプログラマー失格です。 明日からゲームだけして生きていきますありがとうございます。

例2

もちろん小数だって入れられます。

kinokotakenokoparty = 0.5

これから少しずつ学習していきますが、変数には他にもいろーんなものが入れられますよ。

変数は複数作れる

ちなみにこの変数、ひとつだけではなくて必要に応じていくつでも作ることができますよ。

suti1 = 10
suti2 = 15
moji1 = "moji"

今回はここまでです!

変わる数の用意のしかた、いかがでしたか?

次回は用意した変数の使いかたについて、お話をしたいと思います。

次回へ続く

>> 続きの記事
【はじめてのPython入門】第7回 変数に数値を入れて使ってみる