はじめてのTensorFlow入門
第2回 AIプログラミングを始める準備をしよう

「コラボラトリー」は「共同実験室」という意味の単語だよ

みなさん、こんにちは!

軽く背伸びをしただけで、軽く筋肉痛になれるあらたまです。

さて今日は「はじめてのTensorFlow入門」の第2回目です。

おさらい

前回の「第1回 TensorFlowではじめるAIプログラミング」では

  • 「TensorFlow(テンソルフロー)」はAI(人工知能)プログラミングをするときに便利なプログラムの部品を集めたものであること
  • それらの部品は「Python(パイソン)」というプログラミング言語から呼び出して使えること
などをお話しましたね。

今回は、実際にAIプログラミングを始めるための準備をしていきましょう。

無料で使える、AI開発環境がある!

準備といっても、何か特別なアプリをインストールしたりするわけではありません。

実はTensorFlowの開発元であるGoogleが、これまた無料で使える学習環境を用意してくれています。

その名は「Google Colaboratory(グーグル・コラボラトリー)」。

グーグル・コラボラトリーはインターネット上に存在しているので、なんと私たちは ただそこへアクセスするだけでAI開発の体験を始めることができるのです。

当講座ではこの「グーグル・コラボラトリー」を使って学習を進めていきたいと思います。

Googleアカウントが必要

グーグル・コラボラトリーを利用するためにはGoogleのアカウントが必要です。

もしもあなたがAndroidスマートフォンを使っていたり、GMailを使っていたりする場合は すでにGoogleアカウントを持っているはずですので、そのアカウントがそのまま使用できますよ。

まだGoogleアカウントを持っていない場合も、無料で作成できますので安心してくださいね。

グーグル・コラボラトリーを開いてみる

それでは早速、グーグル・コラボラトリーを使っていきましょう。

グーグル・コラボラトリーのページ を開いてみてください。

ログイン済みの場合

表示された画面の右上にあなたのアイコンが表示されている場合、 すでにお持ちのGoogleアカウントでログインしている状態です。

このまますぐにグーグル・コラボラトリーの利用することができますよ!

まだログインしていない場合

画面の右上に「ログイン」ボタンが表示されている場合、 まだGoogleアカウントでログインしていない状態です。

そのときは「ログイン」ボタンをクリックしましょう。

そして、お持ちのGoogleアカウントでログインするか、 「アカウントを作成する」から新しくGoogleアカウントを作成しましょう。

簡単なプログラムを動かしてみる

グーグル・コラボラトリーには、 Pythonで書いたプログラムを動かす環境がすでに整っています。

ためしに簡単なPythonプログラムを書いて、動かしてみましょう。

「Python3の新しいノートブック」をクリックします。

何やら文字を入力できそうな画面が表示されました!

入力欄に文字を表示する命令を書いてみます。

そして左側の「▶」ボタンをクリックすると、

プログラムの実行結果が表示されました!

ただGoogleアカウントでログインしただけなのに、 そこでPythonプログラムを動かすことができることがわかりましたね。

今回はここまでです!

次回からいよいよAIプログラミングの開発を体験していきたいと思います。

次回へ続く。

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