君がゲームを作る!Unityゲーム開発入門
第4回 ゲーム開発/Unity用語集

Unityで使われる用語の意味を抑えておこう!

初めてUnityを触ってみよう!そう思ったときに、いきなり戸惑うのが色々な用語。

そこで、最初にざっくり知っておくと入門が楽かな?という用語をここに挙げたいと思います。

いきなり完璧に理解する必要はまったくないので、まずはあくまで気楽に。

「へーこんなのがあるんだー」くらいにざっと読み飛ばしてみてくださいね。

では、始めていきます!

シーン (Scene)

ゲーム上での大きなひとつの区切りのことです。 Unityでゲームを開発するときは、このシーン単位で開発を行います。

「あの映画のあのシーンは感動した」とか言う「シーン」です。 連続する物語のひとつの範囲が「シーン」ですね。

シーン単位でゲームを作るというのは、 ファミコンのスーパーマリオブラザーズで言うと「1-1」がひとつのシーン、「1-2」がまた別のひとつのシーン。 そういった単位で分けて作る、ということですね。

思いつく例えが古くてすいません、誰か新しい例えを教えてください。。

ヒエラルキー (Hierarchy)

英単語の意味としてはピラミッド型の階層制、階層構造のことを表します。現在の日本でも

リア充 > 非リア充 > めだか > みじんこ > あらたま

みたいな社会階層・権力階層のことをヒエラルキーと言ったりしますよね。

Unityにおいてはゲームのシーン内に存在する物(ゲームオブジェクト)の階層構造のことを指します。

ゲームオブジェクトの階層構造を表したのが「ヒエラルキー」。
そしてそれを操作できる場所が「ヒエラルキーウィンドウ」です。

プロジェクト (Project)

製作中のゲーム全体のことです。

ヒエラルキーとの違いは、ヒエラルキーが管理するのが『ゲームシーン内にある物』(キャラクターや敵、地面等々)であるのにたいして、 プロジェクトでは「ファイル」(画像やサウンド、シーンやプログラムのコード等々)を管理します。

言い換えると、「プロジェクト」には絵や音声、プログラムなどのゲームに必要な「素材」のファイルがあり、 それらを組み合わせてゲーム内の物「ゲームオブジェクト」をヒエラルキーに作成することになります。

インスペクター (Inspector)

英単語の意味としては、検査員、監視員などを表すようです。

Unityにおいては、ゲームオブジェクトの設定値の表示・編集を行う操作パネルのことを言います。

Windowsアプリの開発経験がある方なら「プロパティビュー」のこと、と思っていただけたら良いです。

ステージ (Stage)

英単語の意味としては、「舞台」です。

演劇で言うと舞台セットがあったり、2時間ドラマで言うとや犯人を追い込む舞台となる崖があったりしますね。

Unityで言うステージも同じ意味で、地面や壁、家などゲームをプレイする舞台環境のことを指します。

プレハブ(Prefab)

単語としては「前もって作っておいたものを組み立てる」という意味です。 英単語一言なのに長い。。

日本でよく使う言葉としてはプレハブ住宅とか言いますよね。

Unityではプレハブを一回作れば、それをどんどん複製して使うことができます。 例えば「草」のプレハブをひとつ作れば、それをいろんな場所に複製して設置することができます。

またその「草」に変更を加えたい場合にも、 複製元のプレハブに変更を加えればすべての「草」に一斉にその変更が適用されます。

マテリアル (Material)

英単語の意味としては、「材料」です。

「プレハブ」と同じように、ひとつ作れば色々な場所で使いまわすことができます。

違いは「プレハブ」は物(ゲームオブジェクト)であるのに対して、「マテリアル」は材料である、ということです。

例えば「色」を定義したマテリアルを作ってそれをいろんな場所で使っておけば、 あとでその色を変えたくなったときにマテリアルの定義さえ変えてあげれば、 それが使われているすべての場所の色を一斉に変えることができます。

各用語、いかがでしたでしょうか。
次回からはUnityの操作説明(チュートリアル)に触れていこうと思います。

次回へ続く。

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